アイデンティティではなかった
落ち込んでいることに安心しているし
死にたいと思っている自分に安心しているし
人生を諦めている自分に安心している
ネガティブであることが私のアイデンティティだ
ただ、これは「甘え」というものなんだと分かるくらいには大人になった
私は仕事が出来ないし、他人ともうまく関われないダメ人間だ
それを正当化するために私はずっとネガティブな考えばかりだったんだ
「今私は落ち込んでいるんだから、こんなことできない、勘弁してくれ。」
「私は仕事が出来ないけれど、その代償で『死にたい』とまで思っているんだから別にいいだろ。」
「私は他人とうまく付き合えないんだけど、それで自分が落ち込んでるだけで、他人には迷惑かけてないんだからいいだろ。」
甘え、だ。ただの甘え。
仕事を頑張ることもなければ、他人に積極的に話しかけて仲良くなることもしなかった。
それらが苦手であることを理由にして目を背け、辛い思いを自ら作り出して、勝手に傷を抱え、自分でその傷を舐めながら自分を可愛がっている
それが私だ
これを認識したときからもう逃げられなくなった
どうしよう、どうしよう、どうしよう